長谷川 浩二


   

    ◆ Titanium Drums Set

24" × 18" Bass Drum 2pcs (K-TIS BD 2418) with Titanium Bass Drum Hoop
22" × 16" Bass Drum 2pcs (K-TIS BD 2216) with Titanium Bass Drum Hoop
18" × 16" Floor Tom (K-TIS FT 1816) with Titanium Hoop
16" × 16" Floor Tom (K-TIS FT 1616) with Titanium Hoop
13" × 12" Tom with Titanium Hoop (特注)
12" × 11" Tom with Titanium Hoop (特注)
10" × 10" Tom with Titanium Hoop (特注)
8" × 8" Tom with Titanium Hoop (特注)

◆ Snare Drums

4" × 6.5" Snare Drum 2pcs (K-TI SD 1465-3T) with Titanium Snare Drum Hoop
14" × 5.5" Snare Drum (K-TI SD 1455-3T) with Titanium Snare Drum Hoop
14" × 5" Snare Drum (K-TI SD 1405-3T) with Titanium Snare Drum Hoop

14" × 3.25" Snare Drum with Titanium Snare Drum Hoop (特注)
◆ Accessaries

Titanium Beater R-35, R-350, R-3500 (K-BTI R35, K-BTI R350, K-BTI R3500)
Titanium Hi-Hat Tension Rod & Clutch (K-TI 6-4HHRC)


チタンドラムについて (長谷川浩二氏)

1. チタンシェル

チタンボディの特徴に音量の大きさがある。何しろ良く鳴り、音がデカイのである。私にチタンドラムが手元に送られた時は、丁度、アルバムのレコーディング中で、ドラムケースには木胴のセットがセッティングしてあり、スタンド、シンバル、マイク、音響のセッティング、その他すべてそのままにして、タイコ(ボディ)だけチタンに変え、サウンドテェックをしたところ、あまりの音量、音圧、に慌てふためくエンジニア達の顔が今でも目に浮かびます。
 
パワーがあり、フロアタムやバスドラは、ロー成分が散らず太い芯のあるローが出る。タムも含めチタンボディは、アタックの鋭くシャープで輪郭もはっきりしていて太い芯のあるサウンドが特徴である。どんなヘヴィなバンドサウンドの中でも存在をアピールでき、埋もれることはまず無い。ドラムという楽器の世界で、このチタンドラムは歴史的快挙であると思う。

 2.チタンフープ

ウッドシェルのスネアにチタンフープを取りつけて叩いた時の衝撃(感動)は今でも忘れられない。鋭いアタック感と音像、フープの素材でこれだけサウンドが変わってしまうのかと愕然としてしまった。アタック感、輪郭、パワー、どれをとってもひとつ上をいきます。

 3.チタン合金ビーターシャフト&ウレタンヘッド

ウレタンは固すぎず、柔らかすぎず、ビーターヘッドとしては理想的な素材、特にアタック感はウッドビーターとは違った感触があり、ベチベチ度は郡を抜いている。 また、ビーターシャフトをチタンシャフトにすることにより、足に伝わる衝撃が弱まり、足にとってはとてもやさしく、楽にペダルを踏むことが可能になる。チタンビーターシャフトとウレタンヘッドにするだけで、強烈なアタック感と散らないバズーカ砲のようなローでバスドラサウンドは見違えるほど存在感を増す。

4.チタンハイハットテンションロッド&クラッチ

「ハイハットってこんな音するんだっけ?」と思わせるほどシャリのきいた高音域がよく伸び、 ハイハットシンバルが本来持っているサウンドが引き出せる。また、テンションロッド自体の”しなり”によってハーフオープン時のトップシンバルとボトムシンバルが適度に重なり合い”ねばり”のあるサウンドが得られ、尚且つ、トップシンバルの割れも防げる。


チタンドラムについて (柴山 匠氏)

1. 通常の木胴のシェルとの比較


ドラムのシェルの大半は木製で、最もポピュラーであって使いやすいと思う。その反面、日本のように湿度や気温差の激しいところでは、思うようにドラムそのものが鳴らないという厳しい現実もあります。それを解消するためにスチールやブラスなどの金属を使ったドラムが作られている。しかし、木胴に比べると鳴りすぎてしまったり、耳につく倍音が出たりする欠点もある。
 それに比べチタンシェルは、より木胴よりの音成分を持っている感じがする。特に低域の音の出かたは、ヴィンテージのステンレス等に匹敵する素晴らしいとしか言いようがない音がする感じです。KITANOのバスドラにKITANOのビーターは最高に強烈な低音を提供してくれる歴史に残る楽器だと思う。

 
2. 通常のフェルトのビーター等と比較


ウッドだとアタック感は出しやすいが、アタックの後のついてくる低音が失われてしまいがち。しかし、チタンビーターはアタックも得られ、しかも、バスドラム独特の地を這うような低音が必ず得られることが多い。通常の鉄製ビーターシャフトより、チタンビーターシャフトは”しなり”があることによって、ヘッドの振動を妨げることなく、あますところなく、
シャフト⇒ビーター⇒ヘッド⇒バスドラム本体をスムーズにロスすることなく振動させることが可能。
 多数のプロドラマーが一瞬にして、一回このチタンビーターの音を聞いただけで、今まで使っていたビーターからチェンジした実績のある、かくれた名器だと思います。

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